ペットボトルで水をろ過する方法

東日本大災害を受け、お水の確保が難しい地域も多々あると思います。そんな方々に早くこの情報を伝えて欲しかった。やっと今ネットで紹介されるようになり、どうして早くこの情報を伝えてあげなかったのかと疑問が残りますが、今回gooニュース(産経新聞)に掲載されておりましたので抜粋させていただきます。これを覚えておくと災害時のお水の確保は少しでも出来ると思います。

〜〜〜〜2011年3月21日gooニュースより抜粋〜〜〜〜
地震で水道の供給が止まったとき、復旧するか給水車が来るまで2、3日間かかり、普段から飲み水の準備が必要だ。ペットボトルの飲料水を用意できればよいが、4人家族が1日に必要な飲料水は約8リットルとされることから、2リットル入りペットボトルで8本以上の備蓄が必要だ。これだけの量を地震のときに外に持ち出すことは大変で、しかも賞味期限もあって長期間の保存ができない。そこで、ボーイスカウトなどがキャンプで学ぶ、ペットボトルを使って池などの水を濾過(ろか)する方法を紹介しよう。

 まずペットボトルの底をはさみなどで切り取り、飲み口のキャップに小さな穴を開けて下にする。そこに(1)小石(2)木炭(たき火の燃え残りなども可)(3)砂利(4)バンダナや衣服の切れ端など−を順番に入れ、ここに池の水などを流し込み、キャップの穴からしたたる濾過水をコップなどでためる。この作業を数回繰り返し、煮沸すれば、飲むのに適したものになる。

 早朝の散歩で水を集めることもできる。ひざに清潔で吸水力のある布などを巻きつけて草むらを歩けば、かなりの水分が得られる。

 まだ積雪が残っている地域なら、黒いポリ袋をかぶせた板や段ボールなどに雪をのせて屋外に放置し、太陽熱で溶かすこともできる。雪水を煮沸する場合、10分以上は沸騰させてほしい。

 ボーイスカウト日本連盟は「給水車の水や市販の濾過器があるにこしたことはないが、いざというときに必要になる」と話している。

 ■家庭用の手動浄水器

 浄水器ベンチャー、日本ベーシック(川崎市)は、手動ピストン式ポンプを装着することで停電など災害時にも利用できる家庭用浄水器を販売している。

 同社によると、風呂の残り湯やプールの水などを不織布や活性炭、中空糸膜のフィルターを通すことで、大腸菌レジオネラ菌などを除去するという。ピストンを1分間押し引きすれば、約2リットルの飲料水が作れる。カートリッジの交換から1年以内なら、家族4人が1週間程度生活するのに必要な飲料水約60リットルを確保できるという。

 勝浦雄一社長は「浄水した水を当日に使い切ることや、風呂の残り湯に入浴剤が入っていないか注意してください」と話す。

 同社は、手回しポンプを装着したスーツケース型の災害用浄水器も販売している。マンションの管理組合などが災害時の備えとして購入しているといい、ペットボトルの飲料水が不足した場合などに活用されそうだ。
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